独学で50代からFP2級資格取得ブログ

2022/07/04 追記:合格証書届きました

FP2級 合格証書

結果は 学科:87%, 実技:97%という結果で合格でした。目標の9割越えは学科で達成できませんでしたが、まずまず良かったかと思います

日々の3級資格取得 日記

3級勉強編です。日々の勉強記録とその時にためになった事柄を書いてます。

FP3級 勉強日記編

日々の2級資格取得 日記

3級合格後の2級勉強編です。3級のときと同じく、勉強の記録・成績のグラフ、ためになった事柄を書いてます。

FP2級 勉強日記編

これからFP資格を目指す方へ

「勉強」と言うと辛い印象を持つかもしれませんが、非常に楽しい分野です。私がこれまで学んできた資格の中でも、1番と言っていいほど、楽しく学ぶことができました。実際の生活にもためになりますし、勉強時間に比例して正答率も上がってきます。

ぜひ、FP学習を楽しんでください。

FP資格について

ファイナンシャル・プランナー を略して「FP」です。国家資格になります。受験数も10万人規模と非常に多いので人気資格の一つだと思います。資格としては、「FP技能士」という呼び方になります。

何をする資格なのか?

ざっくり書くと、「お金に関する計画や判断を行う」ための資格になります。業務独占資格ではないので、この資格がないと何かの業務ができない、というものでもありませんが、普段の生活でためになる 分野になります。

学ぶジャンルは以下があります

  • 雇用保険や年金などの社会保険制度
  • 保険
  • 株や債券などの資産運用
  • 所得税・住民税などの税金
  • 不動産
  • 贈与や相続

生活に関わるところが多いので、普段の生活で使える内容を多く含んでおり、お金に関するアンテナを広く持つことができます

私自身、実際に誰かにアドバイスするようなことはしていませんが、友人達と会話していて、このケースのときはどれが得なんだろう?とか考えたり、ニュースなど見ていても、お金に関する話題が出ると、自分で調べなおしたり、今まで気にしなかった事柄に興味を持つようになりました。

さて、FP2級の学科:問1では、FP技能士にできる業務問題が出てきます。

2021年 5月 学科 過去問 問1金財HP過去問より引用

この問を見ても分かりますが、FP資格を持っていても、一般的な説明しかできないので、税理士や、司法書士、行政書士などの業務独占資格が欲しくなります。FP勉強している人みんなそう感じるかなと思いました。(ちなみに、上記問題は、「4」が不適合で、「1」「2」「3」は適合です。

FPの資格を取ると、独立できる、何かの就職で有利になる、というものではないと個人的には思いますが、税理士、司法書士、労務士、行政書士の資格をあわせ持つと話は変わりそうです。

資格を取るための条件と認定先

資格は、日本FP協会、もしくは、金財(金融財政事情研究会) にて認定されます。同じFPでも、団体が2つあり、どちらで受けても「FP2級」が認定されます。

受験合格率に差があり、日本FP協会の方が合格率が高いようです。私は金財で受験しましたが、それほど難易度に違いがある訳ではないので、どちらでも好きな方でよいかと思います。

いきなり2級を受けたい! はできません。2級資格を受験するには、3級に合格することが必要です。ただし、金財HP案内を見ると

FP2級 受験条件 (金財HPより引用)

「日本FP協会が認定する研修を受ける」と3級合格不要で、いきなり2級受験資格を獲得することができます

資格難易度・合格について

2022年1月にFP3級を取得し、2022年5月にFP2級資格取得(見込み)となります。

FP2級は、学科87%/実技97% 一発合格できました。私自身2021年10月まで税金や相続,不動産のことなど素人そのものでしたが、全くの初心者でも、独学で資格獲得可能です。

私の場合は、3級を取って4か月後の試験で2級を受けました。3級受けるのが面倒な方は、外部APF認定研修を受けるのが効率も良さそうです。

ちなみに、3級資格取得した後は、4か月後に2級を受けるか、8ヶ月後に2級を受けるか悩んでいる人が多いですが(私もそうでした)、4ヶ月後に受けた方がよいです。3級で得た知識は多くは2級に活かせるので、記憶が新鮮なうちに受けちゃいましょう。

難易度ですが

grade日本FP協会金財
3級学科:87%
実技:90%
学科:62%
実技:45%
2級学科:41%
実技:56%
学科:19%
実技:59%
FP資格の合格率(2022年1月試験参考)

金財の方は合格率が低いのですが、学科試験は日本FP協会/金財同じ問題です。実技もそれほど難易度は変わりません。*金財の方は、会社などで受けさせられるなどの状況があるようです。

合格率は概ね2級で50%なのですが、誰でも受かるというものではありません。問題をみたら分かるかと思いますが、勉強してないと正解に辿り着けません。

なお、試験範囲はかなり広いのですが、確実に正解できる問題が大多数です。確実正解の問題をおさえておけば合格できるでしょう。しかし、難易度が高い問題もちりばめられていますので、高得点を取るのはかなり難しいです。

勉強に必要なもの

  • 電卓
  • 参考書(テキスト)

電卓はおもちゃみたいなものでも問題ありません。計算問題は簡単です。金額が大きいと入力が面倒なので[00]があるものが望ましいです。私は、自分で勉強しているときは、スマホについているおまけのアプリ電卓を使ってやってました。

参考書はどの書籍も充実しています。書店で自分に合うものを購入しましょう。参考までに私が利用していた3冊(+過去問)を紹介します。

問題集は購入しても購入しなくてもOKです。FP資格試験は過去問がネットで掲載されているので、そちらをダウンロードして利用してもよいかと思います。市販されている問題集は解説がついているので、解答・解説を検索するのが面倒であればそちらを利用するとよいでしょう。

効率のよい受験月:月によって法令年度が変わる

FPの資格は、1月/5月/9月 の年3回実施されます。

毎年法制度が変わるので、どの年度に向けたものかが大事になります。例えば、2018年度だと住宅ローン減税は10年間に対して、消費税増税時の2019年には13年間となってます。年度によって解答が変わります。

さて、FP試験では、受験の時期によって、どの年度の法規制なのかが決まってます。以下に2022年度を例にどの年度の法規制が使われているかまとめてみました。

受験年月法令
2022年1月2021年10月時点での法令
2022年5月2021年10月時点での法令
2022年9月2022年4月時点での法令
法令年度に受験月に関して

これを見ると分かると思うのですが、1月と5月が法規制が変わらない時期になるので、1月に3級を受け、5月で2級を受けるが一番効率よい時期になります。

*注意:2022年5月試験では、2024年NISA制度に関する問題が出題されました。なので、掲示されている法規だけを見ておけばよい、というものでもなく、新しい制度に関する知識も問われます。

どれくらい勉強するとよいのか?

資格が受かればOKの人と、確実に内容を抑えたい人、で分かれるかもしれません。

3級編の勉強時間目安

概ね50時間程度あればOKかと思います。ただ次に2級を受ける予定があるのであれば、3級で9割はとっておきたいところです。3級で正答精度を上げておくと2級が楽になります。3級までの合格時間考察は参考までにこちらを参考ください→【第30回】FP3級編合格時間の考察

2級編の勉強時間目安

3級をどれだけ頑張ったかにも依存します。仮に3級で9割取れたと仮定すると、3級の勉強時間+80時間程度が目安になります。2級までの合格時間の考察を実際の私が記録したデータから考察してみました。参考までにこちらも参照してみてください→【第69回】FP2級編 合格時間の考察

3級と2級の合計時間目安

3級でしっかり覚えてないと2級で苦労します。3級でしっかり覚えていると2級が楽になります。私の場合、3級:90時間、2級:120時間 とトータル210時間勉強時間でした。目標が9割越えだったのでしっかり時間掛けました。合格できればOKの方であれば、130時間(3級(50時間)と2級(80時間)の合計)が最低ラインかと思います。

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